中里太亀×なか匠、食事会を終えて
6月19、20日と2日間にわたって開催した中里太亀個展の特別企画「中里太亀×なか匠」の食事会は大変盛況となりました。ご参加いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。
今回の食事会は太亀さんが皆様とのコミュニケーションをとても大切に考えていらっしゃる事と、なか匠様からのご提案があり実現に到りました。
食い倒れの街大阪と、食材の宝庫唐津の器。
眼にも舌にも魅力的な内容になる事は、はじまる前から容易に想像できました。
器の作家と、料理人の会話は私たちにはとても深く楽しい時間です。太亀さんが準備してくださった唐津のお酒も2日目には空っぽになり、時間が進むとともに場は華やいでいきます。
一皿一品が提供されるとあがる感嘆の声は、盛り付けられた料理と同じように器にも向けられていました。まさに個展タイトル通り料理と器どちらもが主役の催しとなりました。
文字にはなりますが、ここでコースの内容を記録を兼ねてご紹介いたします。
◯先付け - 黄釉小皿
貝 土佐酢 ジュレがけ
ほじそ キャビア
◯造り - 鉄釉櫛目片口向付
鱧焼霜 夏野菜 山葵ドレッシング
花丸胡瓜 トマト 蓮芋
◯焼物 - 三島皿
ハマダイ 西京焼
◯にぎり - 鉄釉削目皿
剣いか 九絵 トロ 雲丹
◯温物 - 絵唐津八角向付 / 班唐津輪花向付
いさき酒蒸し梅肉あん
かぶら おくら 針ミョウガ
◯珍味 - 絵唐津二方向付
◯にぎり-鉄釉削目皿
車海老 鯵昆布締め 蒸しあなご おはぎ
◯椀物
◯水物-刷毛目高脚豆皿
びわ
◯手土産-ぐい呑各種
幅広い器はもちろんの事、料理の内容は文字だけであっても、なか匠さんのこだわりが見えてくるかと思います。
器と食を切り離してしまっては見えてこないモノがあります。また機会があれば食卓の上とは違った器と向き合う催しが企画できればと感じさせられる日となりました。
最後になりましたが、ご参加希望を頂いたにもかかわらずお席がご準備できなかった皆様へは誠にお詫び申し上げます。今後も魅力的な催しに取り組むことができればと思いますので、何卒宜しくお願い致します。
中里太亀 × 鮨なか匠 -器事-
第1回:6月19日(金)18:00
第2回:6月20日(土)18:00
・参加費:15,000円/1名
・特典:中里太亀氏の器付き
・各回8名様迄
※受付は終了いたしました。